自分史(その17)、宇部興産入社
さて、4回生になると就職の事を考えなくてはいけなくなります。 当時は、海外に行きたいという気持ちもあって、プラントに関する仕事をしたいと思っていました。 プラントとは、工場のことで、工場の全設備を建設する仕事を行う事です。 特に、海外にプラントを建設するという事がとても“かっこよく”思えました。
プラント専業会社もたくさんありますが、当然のことながら、当時はあまり詳しくなく、どの会社がいいのか全く予備知識がありませんでした。
ここで、下宿の先輩が登場します。 下宿の先輩で、少林寺拳法部にも誘ってくれた方が、私の卒業の2年前に山口県の宇部興産に就職をされていました。 宇部興産という会社にプラントがある事自体知らなかったのですが、先輩の“プラントの仕事、おもしろいぞ!”という言葉に誘われて、入社試験を受けることにしました。 今みたいに、何社も受けて、内定をたくさんいただいて、その中から選択する、という事は全く頭になく、宇部興産のみを受験しました。
入社試験は、九州と中国地方の学生と一緒に行われました。 筆記試験の内容は良く覚えていませんが、面接で研究テーマについて質問をされた事だけを覚えています。 役員さんの前で、ホワイトボードに記入をしながら説明をしました。 その他は、あまり記憶に残らなかったような一般的な質問だったと思います。 なんとか合格を果たし、昭和60年、西暦1985年に宇部興産に入社しました。 同期入社は約80名でした。
入ってみて、初めて宇部興産という会社がどういう会社なのか、初めて知るようなありさまでしたが、多くの同期入社や先輩方との交流の中から、多くの事を学べた宇部興産時代でした。
入社式の日に、社長招宴というものがありました。 入社式の後の懇親会です。 その懇親会の2次会で、一つの出逢いがありました。 その話は、次回です。
つづく
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