社員への手紙 その25
今回は、平成15年9月30日に書いた10月度の手紙です。
拝啓
秋晴れの気持ちよい天気が続いています。中学校や小学校の運動会が各地で行われ、スポーツの秋を存分に楽しまれているのではないでしょうか。子供達が大会に向けて一生懸命練習した成果をだそうと、躍動感あふれる競技や演技をしているのを応援するのはとても楽しいものです。
盆工事にかけて始まった忙しさが、続いています。皆さんには、大変ご苦労をかけています。6月の段階で、非常に落ち込んでいた業績を、盛り返してきています。長期にわたる大きな案件も継続しています。ブロイラーの関係の仕事では、佐土原のサンフーズの設備工事に引き続き、都城のエビス商事、鹿児島経済連大隅工場の設備工事も行っています。私達の会社の主要な仕事の一つですので、今後ともブロイラー業界が業績をあげていけるように、より良い設備・機械を納めて行きたいものです。
現在、二つの現場に出張をしています。ひとつは金沢の現場です。食肉の加工工場の建設現場に山本等班長・三樹喜明班長・本田真さん・内山田保さん・谷口光幸君の5人が8月20日から1ヶ月以上にわたる出張に行っています。安全対策以外にも管理が非常に厳しく、工事の進捗がままならない中での作業のようです。朝晩の冷え込みも厳しく、風邪で体調を崩しがちのようですが、無事故での作業を続けてくれています。
もう一つは、ソーセージをつくるスモークハウスの仕事で、黒木初寿班長・中島義文さん・黒木浩一君の3人が宇都宮の現場に行っています。他社の工場に入っての応援の仕事ですので、建設現場とは、また違った苦労があると思います。
最近、弊社を含め3社同業者で作ったグループの記事が、良く新聞などに取り上げられています。以前は日向地区鉄工協同組合があり、日向地区の7社が活動をしていました。その中で共同受注や社員の技術レベル向上などの考えが一致した3社が一緒になって、新しく「ひまわり工業会」という共同受注グループをつくりました。先日行われた溶接コンクールでは我が社から出場した皆さんの頑張りもあり、上位6位を私達の会のメンバーが占めました。ちなみに我が社からは中島陸夫さんが3位に入賞しました。おめでとうございます。10月3日から5日まで、延岡総合文化センターで行われる宮崎テクノフェアにも出展します。製品の写真パネルやポスターの展示を行う予定です。
10月1日から新しい期に入ります。今期の決算の状況を9月末の実績で把握し、皆さんとともに来期の計画作りを始めます。コスト削減を行い会社の体質を強くしていく一方で、設備や人に対する投資を行い競争力を向上させていかなければいけません。一瞬先はどうなるかわからない世の中だからこそ、目標を作り、計画を立てて、行動をしていかなくてはいけないと思っています。
今年度も一年間頑張っていきましょう。
敬具
当社は、設計から製作・設置工事・メンテナンスまで、一貫して行います。 受注型産業です。 一品一様でものづくりを行っています。 設備工事が主体で、お客様の設備投資のタイミングはそれぞれのはずですが、うまく均等化されません。
忙しくなると、自社のキャパを大きく超える御依頼がきます。 現在がその状態です。 休みを返上しての製作や現地工事が続き、社員の皆さんには、ご苦労をかけています。 なんとか今を乗り切っていきましょう。 無事故無災害で、ご安全に!!
以上です。
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