同友会中小企業問題全国研究集会
先週の木曜日は岡山で行われた同友会中小企業問題全国研究集会に参加をしてきました。さすがに全国の同友会から、意識の高い方ばかりが集まって学び合う全国大会です。 全国には素晴らしい経営者の方が、本当にたくさんいらっしゃいます。 そういう方々と交流をし、その実践に学び、自社の経営に活かす事が参加の目的です。
私の参加した第6分科会は、「変わってますか?未来にむけて~製造業もサービス業、ビジョンと社員の夢を実現する全社一丸の企業づくり」のテーマで、広島同友会代表理事、㈱オーザックの岡崎隆氏の報告でした。
どれだけ真剣に社員の人生と向き合っているか? この分科会で、社員さんとの信頼関係の深さを問いかけられた気がしました。自分の家族だと思って、真の愛情をもって社員と接しているか? 社員が人生をかけるのに値する会社を作っているか?
社員満足の先にある、顧客満足が会社を支えている、と岡崎社長はおっしゃっているのだと思います。 「お客様が喜んだ分だけが売上になり、利益につながる」ということを社内でどこまで共有できているか?という事も問いかけられています。
社員自らが向上・成長するためには、主体的に考える社風が不可欠で、それは、社員自らが主役にならなければ生まれない。よく、会社は演劇にたとえられます。 さまざまな役割の人が、個性を発揮しながら、一つの演劇を作り上げている様子に、会社の経営が似ているのでしょうか?
「社長は、社員の生活を豊かにするために全員で演じるためのステージを提供しているにすぎない。そこで、舞台を作っていくのは、社員ひとりひとりである。その舞台の観客であるお客様から喝采を頂くために、感動の舞台をつくっていこう」、と社員さんに語りかけるそうです。 主体は社員だ、という思いを持っていらっしゃる社長さんでした。
あるレストランのお話もしていらっしゃいました。 「当社は、ステーキを売っているのではない、感動を売っているのだ。」 お客様が心地よい事を徹底的に追及する姿勢が素晴らしい、と岡崎社長はお話しをされていました。 演劇の話には、全社一丸となって最高の舞台を作っていきたいという岡崎社長の思いがこもっていました。
社長が変われば、社員も変わる、最近社長も変わったな!と社員が思った時に社員も変わる、とおっしゃっています。 経営者と従業員がともに育ち、会社のビジョンと社員の夢を実現する全社一丸の企業づくりにまい進されている岡崎社長様の熱意をひしひしと感じた分科会でした。グループ討論もとても盛り上がりました。
残念ながら、翌日は福岡に13:00迄に入らなくてはいけなかったため基調講演を聞く事はできず、全体会の初めだけ参加して、全国大会の余韻を感じつつ、新幹線に乗りました。
本日は以上です。
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