自分史(その29)、エジプトその9
そんなこんなで、エジプト出張も3年にも及びました。
3年間のエジプトでの仕事を通じ、様々な事を経験させて頂きました。 据付工事や保証運転、現地人雇用、輸入通関業務、現地製造委託、銀行取引、フラット契約等々、通常では経験できない事もさせてもらいました。 エジプト人、ユーゴスラビア人、イタリア人などとの、仕事上でのお付き合いもありました。 いろいろな考え方に触れる事ができたのもとてもよかったと思います。 それ以来、どこでも寝る事ができる、なんでも食べる事ができる、誰とでも話ができる、という事が得意となりました。 国内外、問わず抵抗感なく、できるようになりました。 25歳から28歳までの経験によって本当に多くの事を学び気付かせてもらいました。 とっても感謝しています。
とは、いうものの、エジプトでの生活はそれなりにストレスを感じていたのかもしれません。 プロジェクトが終了し、エジプトに行くことが無くなってからも、エジプトの事が頻繁に夢に出てきました。 2週間の休暇が終わり、また、6ヶ月の出張が始まるという出発前夜の再現です。 搭乗すべき飛行機に乗り遅れて、焦る気持ちとほっとした気持ちを感じていて、目が覚めるという経験を何回もしました。 家内にも大変な負担をかけたり、さびしい思いをさせたりしたかもしれません。
文化や価値観の違う国に行くことがとてもうれしくなりました。 自分の思いこみや固定観念を打ち破ってくれる、経験を積む事はとても楽しい事です。 今、多くの方にあったり、研修に参加したり、という事を続けているのも、こんな経験をしたからかもしれません。
この後も、海外経験の話はたくさん出てきます。
今回は以上です。
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