社員への手紙 その40
今回は、平成17年2月1日に書いた平成17年2月度の手紙です。
拝啓
突然の寒波が訪れ、今朝は一面の雪化粧でした。一年でもっとも寒さの厳しい時期となります。風邪などの病気にかからないように健康に十分留意してください。また、体が十分に動かず怪我や事故にもつながりやすくなります。お気をつけください。
今年に入って3人の新しい仲間が増えました。湯浅明彦さん、黒木裕章さん、石塚貴文さんです。我が社で就業している方の数は62名となりました。新しい3人は設計と生産管理に配置します。62人が食べていくだけの仕事量と利益を生み出すためには、今まで以上に営業力・設計力・現場力を高めていかなくてはいけません。一段上のレベルを目指してそれぞれが担当する業務の内容を見直していきましょう。
会社が誕生してから36年の間に、多くの方々によって会社の歴史や社風が作られてきました。不易流行という言い方をしますが、会社の活動にはより良い会社にするために今後とも継続していくべき事があり、これから変えていくべき事があります。
いつも仕事の進め方や人間関係を改善していくことを考え、お互いに譲り合って協力し合う事が大事です。 自分のことだけを考える狭い考え方ではますます世間を狭く生きていく事になります。 仲間の事、会社全体のことを考えて行動するようにしましょう。 地域の事、日本の事、世界の事も考えることが必要となる事もあります。 全ての事は何らかの関わりを持っています。 視野を大きくし大局的に物事を見ることが本当に大切な事や自分の役割を見失わない事になります。
高い目標を持つ人ほど前向きな意欲を持つ人ほど、現状に疑問をもち不満をもらしがちです。 いかなる会社もそのレベルに応じた課題を抱えています。 その課題に対し前向きに取り組み全員参加で改善をしていかなくてはいけません。 5年後の会社を明るく描き、その達成を信じて前向きに努力をしていく事がいい会社を作ることにつながります。
最近では前向きな口ぐせを持った人が成功するという事がかなり科学的・医学的・心理学的に説明されるようになってきました。 人間にはもともと、どんな人の体にも「望んでいること」を達成する仕組みが備わっているといいます。 その人から発せられた言葉は潜在意識の中に刻み込まれます。 否定的な言葉を使う人には後ろ向きな姿勢や悪い環境が、いい言葉を使う人には積極的な姿勢や良い環境が生まれるといいます。 私たちに必要なのはもっと自分達に対して良いイメージをもち可能性を信じる、信じ続けて前向きに行動すれば必ず良い事が起こると「思い込む」ことかもしれません。
今年も一日一日を大切にして、私達の努力が良い結果に結びつくように頑張っていきましょう。
裏面に“明元素言葉”をプリントします。ご家庭でも良い口ぐせを使ってみませんか。
敬具
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