社員への手紙 その43
今週は、平成17年5月2日に書いた、5月度の手紙です。
拝啓
ここ数日、30℃近い大変な暑さが続いています。5月に入ると紫外線の量も増え、本格的な暑さが続くと予想されます。一方で、朝晩は大変気持ちよく、一年の中でももっとも気候がよく運動にも適した時期です。体を活発に動かし、健康な体作りに努めましょう。
世間はゴールデンウイークに入りましたが、我が社は例年通り現場工事が入っているため、ゴールデンウイーク期間中を通して、会社はいつも動いています。必ず何名かが出勤をする予定です。もっとも少ない5月5日の日でも12人、平均して約半数は出勤します。本人はもちろん、ご家族の方々にも大変ご苦労をおかけします。この期間中、事故が無く全ての工事・内作が順調に工期通り進むようにご支援ください。
先日、全社員を対象に新人事制度説明会を行いました。この制度の目的は人を評価するためだけのものではありません。人を育て、新しい社風を作っていくためのものです。評価によって人の優劣をつけることが目的ではありません。全員が協力し合って会社の業績をあげ、全社員の処遇を向上させることが目的です。そのためには、一人一人が決められた事を守り、自分の能力を伸ばし、その能力を遺憾なく発揮できる社風を作っていかなければいけません。人事制度によって、全員が自分の役割を認識し、責任をしっかり果たし、やるべき事を確実に実行していかなくては意味がありません。実行できていない人に高い評価をつけても誰も得をしません。できていない事をできるようにしていく事が、みんなの利益につながるのです。
説明会でもお話をしましたが、対外的には全ての責任は私にあります。会社の業績に対する結果責任やすべての社会的責任は私が負うべきものです。しかし、当然の事ながら会社は私1人で動かせるものではありません。皆さんに権限を委譲し、限られた範囲内での責任を負ってもらい、仕事を進めているのです。自分の担当分野では自分が会社の代表であり、自分が責任をもってやらなければ自分に替わるものはいない、という自覚をもってその役割を果たして頂かなくてはいけません。
特に組織の力を発揮するためには、管理者の方々の役目がとても大事です。管理者の役目を確認しておきます。①部下を育成する。②業績を向上させる。③部門を強化拡大する。④社風を守り、育て、強化する。⑤より高い任務、役割を担う。
会社が組織で動くために大事な、報告・連絡・相談をするための様々な会議などは、定期的に行えるようになってきました。また、それぞれの役職者の役割も少しずつ果たせるようになってきました。しかし、その理解が全員に共通のものとはなっていません。形はできてきました。中身を問わなければいけない時期にきました。繰り返しいっていますが、いきなり大きなことはできません。身の回りの小さなことから、自分が率先して動く事です。まず規律を守り、基本行動と3Sの徹底から進めていきましょう。
忙しい毎日です。安全作業を第一に、健康にも十分気をつけてください。 敬具
年に2回人事評価を行っています。 1人1人の成長につながればと思っています。
以上です。
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