災害に対する備え
東北大震災3.11から3ヶ月が経過しました。
私たちが今やるべき事は何なのか? 私たちは、この震災を教訓にできているのか? を改めて考えます。
災害対策の策定、長期にわたる復興支援、省エネルギーの取り組み、等々いろいろとあります。 しかし、通常業務や日常の生活に流されて、やるべき事ができないまま、時が過ぎていきます。 震災の記憶が薄れていくとなおさら先送りになります。 そして、震災の教訓が生かされないままとなってしまいます。
致知7月号に 国政変動研究所の小川和久理事長と作家の童門冬二さんの対談が掲載されています。 その中で、小川和久さんは次のようにお話しされています。
「日本人は大変優れた能力を持ち、高いレベルの文化を手にした民族として国際的にも評価が定まっています。ただ残念ながら私の専門分野については全くの苦手、すなわち外交、安全保障、危機管理、これらについては劣等生ですね。」
童門さんの言葉で、“今回の復興においても、もう一度日本の国に古くからある伝統的な精神を見直し、この試練を乗り越えることによって世界の範たる国になって欲しいと願っています”とありました。 私たちはもっと、日本人の良さを自覚し、誇りを取り戻したいと思います。
“のど元過ぎれば熱さ忘れる”あるいは、“形を整えるだけで終わり”、で済ませてしまうのでは、この震災によって無くなられた方、被害を受けられた方、に申し訳ありません。 この震災によって、日本が学び、世界に先駆けて素晴らしい国に変わったと言われるようにしたいものです。
我が社で、できる事を一つずつ進めていきたいと思っています。
まずは、リスクに対する備え(BCP)を作り、社内に浸透させておく事。 次に省エネルギー計画を作り、電力量の低減などに備える事。 そして、被災地の復興への支援をできる限り続ける事。 などです。
これらの事が、万が一私たちの地域に同じような事態が起こった際に、被害を最小限に抑え、早い復興につなげる事ができる手立てだと思います。
大きな災害を受けられた方々に対しても、私たちは、何ができるのか? 何をしなくてはいけないのか? を考え、できる事を実行していきたいと思います。
以上です。
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