教えて先輩/工業会人材育成分科会
一年に1回、工業高校生向けに地元企業経営者が、働く事の意味や楽しさについて話をする、“教えて先輩”という事業があります。
今回も、主に宮崎県工業会県北地区部会の皆さんにお話をして頂きました。 日向工業高校3クラス、延岡工業高校6クラスに対して、それぞれ3名と4名の部会の社長さんに受け持って頂きました。
どの社長さんも、熱く生徒に語りかけ、なにかメッセージを伝えたいという思いがあふれていました。 自社の取り組みを紹介する中からものづくりの面白さを伝える方、現在の自社を取り巻く現状をお話しされる方、世界の中での日本の位置づけに関してお話をされる方、人生観や職業観について話をされる方、皆さんがとてもしっかり準備をされていると感じました。
なかには受信機が作動していないかな? と思われる生徒もいましたが、生徒さんからすると、とっても年上のオジサンの話に、大半の生徒さんは、非常に真剣に聞いていました。
生徒さんからみて、地元の中小企業の経営者がどう映ったのか、とても興味のあるところです。 このような機会を活かして、自分のこれからの生き方を真剣に考え、仕事の通じて生きがいを見つけられるように、早いうちから関心をもって考えてもらいたいと思いました。
教育を学校だけに任せるのではなく、産業界も一緒になって子供たちに語りかけて行きたいと思います。 人材育成分科会では、地元工業高校の先生方と一緒になって産業教育について考える機会を作っています。 教えて先輩だけでなく、会社訪問(工場見学)、インターンシップや会社説明会などの取り組みに積極的に参画しています。
特に、今、道徳や倫理観、人生観をどう持つか、ということについて、今学校では話がされていないと思います。 社会で必要な技能やノウハウばかり教えるのではなく、社会的な成功だけではなく、人間的な成功ということについてもともに考える機会を作っていきたいと思います。
以上
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